この本を読んで、
人生を終える最期の時
怖くはないのかもしれないと思えた。
壮年期に差し掛かったわたしは、(壮年期を40歳からとした場合)
何でもできるイキイキとした希望にあふれる時期から、
自分を見直しつつ少しずつミニマルに生きていく準備をする時期に入っている。
どうしても、さみしく、物悲しい気分が先行する。
好きな仕事があって、仲の良い家族がいて
そんな順風満帆な人生だったらどんなにいいだろう。
仕事も恋愛も躓いたわたしは、どうしてもこういう風に振り返ってしまうときがある。
母を送ったら、独りぼっちになる
そう思って止まってしまうときもある。
この本の冒頭には
「18歳のころに戻れるとしたら、戻りたいですか?」
という質問がある。
考えるまでもなく、わたしの答えはNO。
夢も希望もあって、何にでもなれると信じていた、
間違いなく輝いていたと思えるあの時に、
わたしは間違っても戻りたくはない。
18歳以降の人生で経験して、学んだことを全部もっていけるんなら話は別だけど。
ってことは、今までの自分の人生を大切に思っているってことだ。
18歳からの22年間で出会った人や、就いた仕事から得たことを愛しているってことだ。
この冒頭の質問だけで、いろんな思い出やその時感じた気持ちを思い出すことができる。
老若男女問わず、出会って別れて、そしてもう二度と会わなくなった人たち。
そんな人たちからも、たくさんの思いを感じさせてもらって、学ばせてもらって今のわたしがある。
失いたくないわたしの人生。
わたしだけの軌跡。
だから、これからも自分の人生を愛し、生きていく。
今を生きる。大切に。
明日は今日より、半歩だけ前に進もう!
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