ありがとうキャンペーン

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「ありがとうキャンペーン」をわたしの属するコミュニティの友人たちが始めた。

「キャンペーン」とは、わたしが今この場で付けているだけだが、

キャンペーンの概要は、ただ「ありがとう」というだけで、奇跡が起こるというもの。

みんな、何百回、何千回と唱えている。

わたしのメンターが言うには、『年齢×1万回』だそう。

実はわたしも、以前唱えたことがある。

ひすいこたろうさんのYOUTUBEで、

「小林正観さんの教えに則り唱えたら半年後に本の出版が決まった」と。

確かそんなものだった。

回数ははっきりとは覚えていないが、確か2万回とかそのくらい。

がんばれば、1日でなんとか行けるような数だったと思う。

わたしの場合は、2年前にありがとう2万回に成功し、

奇跡が起こるまでの半年間をいまかいまかと待ちわび、

半年後にWEBデザインの半年間契約の案件を取り付けた。

この時は、この契約がありがとうの結果だと気づかずにいた。

1か月ほどたち、そういえばありがとう2万回の成果はなんだったのか?

そう考えると、やっぱりこの案件だった。

この案件自体はクライアントとの折り合いが悪く、

何度も癇癪をおこされ(しかも20代のIT系コンサル、自称読者モデルというハイスぺ男子)、

自分の不甲斐なさを感じたものだ。

前職(看護師)時代に誤解があっても自分が謝ればこの場は収まると考えそれを信念に行動し、

看護師という仕事が大嫌いになったわたし。

豆腐メンタルのわたしは、このスーパーハイスぺ毒舌男子から、

どんなに傷つけられようとも我慢するつもりでいた。

しかし、ひとまわり以上年下の、しかも顔出ししない読者モデルに

「こんなこともできないんですか」と冷たく言い放たれること数十回。

しかも今回も誤解が原因だった。

とうとうわたしは、

「わたしもこの案件を成功させようと一生懸命やっている。意識のすり合わせのため、言葉の理解のため、確認することのなにが悪い!?」というような内容を吐き出してしまった。

わたしにだって、この案件に愛着はあったのだ。いい気分で続けたかったのだ。

その後、事態は収まり、クライアントのハイスぺ毒舌男子からの謝罪もあり、その案件は昨年末で無事終了した。

あとで、気づくものなのだ。

自分が、自分のことを理解してほしくて、ずっと言えずにいたことを言える勇気を持てたこと、その経験を今こうやって書き記し、振り返れること、もしかしたら誰かの役に立てるかもしれないこと。

そうやって、ネガティブキャンペーンを何十年と続けた私も、「ありがとう」の力で前に進むことができた。

わたしは、今回の友人たちの始めた「ありがとうキャンペーン」には、意識半分参加したつもりでいる。ゆる~く、料理をする間や、お茶碗を洗っている間などに唱えている。

どうしても、数を数え続けるのが苦手なもので。年齢×1万回、40万回は頭がパンクしそうだもの。

ただ、彼らのキャンペーンの成功を心から願っている。

彼らの生活の中に小さな奇跡がたくさん生み出されているという報告がすでにちらほらと聞こえている。

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