ファスティングその後

未分類

今朝まで、1日ファスティングをしていた。

(詳細はきのうの記事に書いているのでよければ読んでみてくださいね。)

昨日は水以外のなにも口に入れなかった。

途中、誘惑が何回もあったけど、なんとか成功した。

夜になると普通に眠気が来て、早朝まで眠れたことが良かったんだと思う。

目が覚ると、時間は朝4:30。

あ、そういえば1日ファスティング、成功した!

やった!

できた!

体はふわふわしていた。

空腹感はなく、しばらくぼーっとして過ごした。

何食べようかな、最初の一食は。

しばらく食べてなかったから、近所の美味しいパン屋さんで朝イチの焼きたてパンを買うのもいいな。

ムフフ。

重たいがっつりしたものはさすがに胃腸に悪いだろうしな。

喉が渇いていたのでお水を飲もうかと思って立ち上がった。

あれ、なんかクラクラする。

フワーっと血圧が下がって行くような浮遊するような冷たい感覚が襲ってきて、またベッドに座った。

あれー?

寝てるときはどうもなかったのにな。

起立性低血圧かな。

お水を飲んでまたしばらく横になる。

腸が動き出したのか、今度はお腹が空いてくる。

5:15。

パン屋が開くのは7:30。

少しだけ何か食べるか。

冷蔵庫を見ると甘酒があった。

ファスティングの前後は体に優しいものを摂らないといけない。

飲む点滴と言われる甘酒ならきっといいだろう。

ちなみにわたしは麹の甘酒を手作りしている。

10年くらい前に甘酒ブームが来て以来、ほとんど切らさず作り続けている。

麹は普通にスーパーで買う。

炊飯器でお粥を炊いて麹を混ぜ、保温して10時間。

時間はかかるけど手間はかからない。

昔、祖母が作ってくれたような優しい甘味の甘酒が出来上がる。

市販の添加物たっぷりといわんばかりの甘さ際立つものとは一味違うと思っている。

甘酒をお椀に少し入れて向かい合う。

1日ぶりの食事を前にすると、心から嬉しさと感謝の気持ちが溢れ返った。

手を合わせて『いただきます』

甘い!!

わたしの甘酒のいつもの甘さを遥かに凌駕する甘さが口に広がる!

麹の風味がものすごい。

鼻から抜ける息までいい香りがするようだ。

美味しい!

美味しくて嬉しくて無心で食べる。

少量だから、一気に食べ終わった。

はあ、、美味しかったです。ごちそうさまでした。ありがとうございました。手を合わせる。

ファスティング後は、味覚が敏感になると聞いていたけど、きっと今のわたしもそうなんだろうな。

いつも食べているものでも、新たな味わいに触れて、久しぶりの食事にありつけたありがたさと一緒に、いつもこんなに美味しいものを食べられていたんだなと、気づいた。

パン屋さんの開店の7:30まではまだだいぶ時間がある。

本を読んだり、シャワーを浴びて時間を潰す。

シャワーを浴びながら、ふと思う。

『パン屋さん、行かないといけないんだっけ?』

あの何口かの甘酒で、お腹がまだ満足している。

まだあの甘みが口の中に存在している。

やっぱ、パン屋さん、行かなくていいや。

なんかこの満足感と幸福感をまだ感じていたいんだもん。

こんなこと初めてだ。

普段は食事の時間が来たらそんなにお腹空かなくても何か食べる。

冷蔵庫の中にあるものだけで満足できないなら食材を買いに行く。外食をする。

一人暮らしの利点だなーなんて思っていたけど、贅沢でわがままな無駄遣い生活だ。

食事を摂らないといけないという思想から離れると、食事が当たり前のものじゃないんだと気づく。 

ありがたい。

何も買いに行かなくても、美味しい食事にありつけたんだ。

お腹の様子も自分でわかった。

お腹は今、満足してるんだね。

じゃあ、他に何も摂らなくていいね。

こういうことに気づくためでもあるんだね。

ずっと昔からこんなことをしていたお坊さんたちは、本当に尊いことをされていたんですなぁ。

体のためのファスティングのその先を少し垣間見れた気がして、とても嬉しくなった。

チャレンジしてよかった。

貴重な経験だった。

明日は今日より、半歩だけ前に進もう!

タイトルとURLをコピーしました