ここ数日、本ばかり読んでる。
何も考えなくていい、楽しく読める小説ばかり。
特に料理が出てくるものが好き。
なんか、ほんわかして、あったかくて想像して楽しい。
無職にて節約中のわたしには、外食や高い食材を買う余裕はない。
一日の中で1食は納豆ご飯で済ませたりすることもある。
こんな、料理が出てくる本や小説、大食いのYouTubeチャンネルを見て、
空腹を満たすことができるのはわたしの特技かも。
(よけいにお腹すくって人もいるだろうけど)
きのう読んだのは、「枝豆とたずね人 ゆうれい居酒屋5」
っていう本。
シリーズ5冊目だから、今までの4冊も全部読んでる。
居酒屋のおかみさんがゆうれいなんだけどね。
お客さんの悩みの相談に乗ってあげたり、解決の糸口を見つけてあげたりするって話。
サスペンスみたいなドキドキはないけど、
読み終わった後にじわじわとあったかい気持ちになれる。
本の中に、ときどきすごく心に残る言葉を見つけることがある。
この「枝豆とたずね人 ゆうれい居酒屋5」の中にもそんなのがある。
登場人物の男性が、過去に自分が不幸にしたと思っている女性がいる。
だけど、年月を経てその女性と会ってみると、自分のことが誰なのかすら覚えられていなかった。
その男性は『わたしにはあの人を不幸にする力なんてなかった』みたいなこと言ってた。
わたしは、「へぇ~すっごい、ほんとにこの男、影響力まったくなかったんだー」
って思っておかしかった。
この女性は、おそらくその当時は傷ついて悲しんだんだろうけど、
そこから、這いずり出て自分で前に発進して、たくさんの経験をして、その悲しみを上書きした。
悲しみの穴をどんどん小さくしてそして最後には新しい経験で穴を埋めた。
だから、記憶の片隅にもなかったんじゃないかな、その男性が。
なんか痛快な話だった。
みんなムカつくヤツ山ほどいるだろうけど、
こうして、自分で乗り越えていくしかないんだよね。
もっと、それ以上の楽しいこと、うれしいことを経験して、その人から受けたネガティブを思い出さなくなるほど新しいことに熱中してさ。
悲しくて辛い時は、じっとその悲しみを見つめて、
辛かったねって自分をいたわって、
頑張ったねって褒めてあげて、
でも、少し時がたって安心の中で生きられるようになったら、もっと楽しいことに目を向けて歩いていこう。
わたしも1か月自宅で過ごしてきた。
日々のストレスや受けた悲しみ、それぞれがもつパワーがめちゃくちゃ小さくなってきたことを感じる。
朝起きて最初に感じる絶望とか、今はない。
回復してきたんだ。
そうだ、あいつにわたしを不幸にするほどの力はない。
支えてくれた家族に、友人に、感謝しています。
ありがとうございました。
なんか、本の中のたった一言なのに、自分に当てはめてこんなに自論を展開してしまった(笑)
暇ってのは、良い意味でも悪い意味でも考えがとめどなく出てくる。
山口恵以子さんの本は温かくておもしろくて好き。
他にも、「食堂のおばちゃん」や「婚活食堂」っていうシリーズもおもしろい。
わたしも全部もってる。
簡単なレシピとかも載ってる。
ゆっくり休日に読みたい感じ。
明日は今日より、半歩だけ前に進もう!
コメント
今日も素敵な本の紹介をありがとうございます
最近はichikoさんのブログを寝る前に読むことが日課になっています。
そうですね!誰もichikoさんのことを不幸にする力なんてないですもんね(´・ε・̥ˋ๑)
逆にichikoさんのブログは人を幸せに出来る力があると私は読みながら感じています✨️これからも楽しみにしています
こんにちは、bananaさん
ありがとうございます!本当に励みになります。
bananaさんからのコメントをいただくと、「読んでくださる方がいる」と実感できて本当に力が湧いてきます。
これからも、素敵な本の紹介をわたしの視点から書けるといいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします(#^.^#)