何もない

今日で今年が終わる。

このブログを振り返って感謝の気持ちを書こうかとも思ったけど、

もちろん感謝の気持ちはあるのだけど、

途中休んでいるうえに計6か月間しか書いていないので、そんなことするのも大げさだなと思った。

今日も今日とて、思ったことをひねくり回して書くことにする。

日用品の買い忘れがあったので、通りかかったスーパーで買い物をした。

買わないといけないものは、1つだけだったんだけど、お正月用にお酒を買い足しておこうと思って、結局ビールと日本酒もカゴに入れた。お正月は実家に戻って母とこのお酒を飲もう。

ふふ。楽しみ(*‘∀‘)

それにしても、えらい込みよう。

年の瀬に大挙して買物に来ている家族連れとか高齢夫婦が道を阻んでノロノロとしか通路が進めない。

3つ4つの買い物に30分近くかかってしまった。

自宅に帰ると、すごーく疲れた感じがした。

あんまり人ごみの中にいかないしな。

大勢にもまれるのは久しぶり。

集団無意識の海で溺れたような感覚だった。

確かに、絶対に必要と言うわけではないお酒を買い足してしまうということ自体、

「お正月の準備をぬかりなくしておかなくてはいけない」

という集団無意識に侵されてしまってるんだよね。

ま、でも酒好きのお正月にお酒が足りなくなることは悲劇でしょう。

だから、新年を正しく祝うための買物だったってことにしよう。

大きな飛行機事故があった。

今年の初めは日本でも飛行機事故がおこった。

地震もあった。

このお酒は、新年に無事にわたしの糧になってくれるんだろうか。

その日まで、わたしの命はちゃんとつながっているんだろうか。

当たり前のことなんて何もない。

今、この当たり前を過ごせることは、なんて幸せなことなんだろう。

大切な人たちがいて、インターネットではすぐにつながることができて、

顔が見られて、声が聞ける。

スーパーで買い物できるなんて奇跡みたいにすごいことなのかも。

だって、わたしだけでなく近隣住民のみなさんが自分たちで移動して買い物に来ている。

ってことは、それだけ毎日無事に過ごせている人たちがいて、みんな生活のためのお金があるっていうことだもん。

人が大勢いて疲れたなんて、逆に言えば幸せな人たちであふれかえっていたってことだもんね。

こんなに素晴らしいことを、大きな喪失を見聞きしないと思い出せないなんて。

今、わたしには両手があって、満足に動かせて、パソコンを所有できていて、ここにこうして記事を書くことができている。

わたしの気持ちを書くということは、わたしが生きた証を残すこと。

偉業を達成することは難しくとも、今日、今、わたしの自分の考えを自分で記すことはこれ以上ない幸せなことだと思った。

この気持ちを来年もきっとどこかで忘れてしまうと思う。

だけど、たぶんまた何か喪失する体験をしたり見聞きするたびに、思い出すんだと思う。

未熟だな。

だけど、去年の今ごろより、わたしはこの感覚を身近に感じることができていると思う。

もっと、いつも近くに、この何もないこと・何も起こらないことが最上の幸せだと感じながら2025年も過ごしていきたい。

明日は今日より、半歩だけ前に進もう！