頑張る気持ちが沸き立つ一方で、同じくらいに不安も膨れ上がったりする。
特に夜なんかは、不安が不安を呼び、動けなくなったりすることも・・
明るい気分で過ごしたい、自分の人生を生きていきたい、一生懸命に打ち込むことが欲しい・・
元気な時は、じゃあ仕事たくさんすればいいじゃん、趣味でも見つけて楽しめばいいじゃんって思うんだけど、
心が不安定な時は、そこに向かうことができないんだよ。
自分が心を病んで初めて分かった。
元気になったと思っても、日和見で次の日はどん底に堕ちていたりもする。
ふと昨日思い出したことがあった。
うつを改善した知人が毎日朝起きて太陽の光を浴びるために散歩しているって言っていた。
うつの人が太陽の光を浴びると良いのは知っていた。
それは、起床直後に太陽光を浴びるとセロトニン(幸せホルモンと呼ばれている)という脳内神経伝達物質が分泌されるかららしい。
ストレスを軽減したり、頭の回転をよくしてくれたりと、精神安定剤のような動きをしてくれるそうだ。
わたしは今、これが必要だと感じた。
心の安定のために、太陽の光を浴びよう。
いざ、朝の目覚ましが鳴ると、身体は重たいし、気持ちを楽にしたいと思っていたのに、面倒だな・・という気持ちの方が大きくなってきて
「やっぱりやめようかな」という悪いクセが出てきそうになった。
でも、またそれじゃいつもと同じ。
クヨクヨ、メソメソして後悔の1日になるよ、と自分を叱咤して、
着の身着のままクロックスをつっかけて玄関を開けた。
日の出時刻は過ぎているけど、まだ太陽は昇っていない。
寒すぎるということもなく、シャキっと背筋が伸びる感じのピーンとした朝だった。
自宅マンションの周りをぐるっと歩いて1周した。
家で丸一日中カンヅメになっているときには聞こえない音が聞こえてきた。
鳥のさえずり。目の前のフェンスから白い羽の小さな小鳥が飛んで行った。
ウォーキングしているご婦人とも「おはようございます」と挨拶を交わした。
普段あまり通らない道のほうに曲がると、道端にわたしの好きな水仙の花がたくさん咲いていた。
嘘みたいに嬉しさがこみあげてきた。
昨日の夜、何も手につかなくて、いろんなネガティブが襲って動けなくなったわたしとは別人みたいだった。
ウォーキングしようと身構えていた時は、距離や歩数を気にしていたから、ウェアに着替えたり身支度を整えたりすることから始めていた。だから、途中から嫌で嫌でたまらなくなった。
でも、今日のでいいんだ。
家の外にちょっとだけ踏み出して、外の世界を味わって、自分の感覚を確かめて、一人で生きてるんじゃないってことを感じられたら、今日が気持ちよく動き出す。
明日は今日より、半歩だけ前に進もう!
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