母の老い

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わたしのことじゃないんですけどね。

母の老いを感じてめっちゃ悲しくなってしまって。

話がまったく通じなくなっていくことにいらだってしまって。

一つ前のブログに書いた旅行の話。

あしたまでに荷物を着払いで列車内に送れるんですよ。

だから、今日一生懸命スーツケースに洋服をつめていたらしい。

わたしのスーツケースを一つ貸したんですけど、

それが鍵がかからない、ってパニックになって連絡してきて、

「もう送らずに持っていく」って言い出しました。

えぇ?せっかく着払いでいいって言われて手ぶらで行けるのに、何で~

と思って写真を送ってもらって見てみたら、

TSAロックのファスナーの引き手を差し込むのがまったく理解できないようで、

「鍵がかからない。だから宅急便の知らない人に送ってもらうと危ないから、自分でもっていかないといけない」ってわめいているんですよ。

説明書の写真も送ってきて、「この部分の紐みたいな部品がないからダメみたいなの~」って。

それファスナーの引き手だよ。

もうひっくり返るかと思いました。スーツケースを使うような旅行に慣れていないかもしれないけど、

あんまりでしょうよ。

説明書よんでみて、ちゃんと書いてあるよ。

ファスナーの引き手を差し込むんだよ、鍵の穴じゃなくて、鍵の穴のよこに二つ別の穴があいているでしょう?そこにファスナーを差し込むんだよ。

もう何回繰り返し言ったかわかりません。何度伝えてもわたしの話を最後まで聞かずに、「鍵が締まらんのよ」

ってパニックになってる。

めちゃくちゃ腹が立って

「大丈夫って言ってるじゃん!ちゃんと説明書読みなよ。なんで何回も分かるまで読まないんだよ!人の話も最後まできかないで!」

と大きな声で言いました。ようやくしゃべり続けていた母が止まりました。

「もういい!じゃあ今から読むから電話切る!」と言って切られました。

今書いている最中も、怒りと悲しみがあふれてきて、キーボードがめっちゃ叩かれて痛そう。。な気がする。

わたしのお母さんって、こんなだったっけ。

女手一つで育ててくれた尊敬している母、誰よりも若く(見えて)美しかった母。

70代に入り、長年の苦労が見て取れるようになってきたけど、それでも随分と若く見えてわたしの自慢でした。

最近はすぐ諦めるし、絶対に新しいことや知らないことから逃げるし、「お母さんバカだから」っていうのが口癖で、聞いていてわたしも悲しくなる。

それだけでなく、人の話もまったく聞けなくなってパニックに陥って。

今から、わたしも新しいパートナーができたら、結婚してこども生んで・・高齢出産だから大変だなぁなんて考えたりしていたけど、

母の介護が先に見えてきて、涙が出そうでした。未来に希望を持ったらいけないのか、と考えてしまいました。

わたしの心も、ものすごく狭くなっていたと思います。

今日は一旦寝かせて、あしたまた冷静になって話したいと思います。

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