看護師こそ心を癒すべき!心療内科が必要な理由3選

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心療内科は行きづらい。

わたしも昨年初めてそのドアをくぐった時は、

もう恐ろしいなんてもんじゃなかった。

ここは一生縁のないところだと思ってたから。

むしろ、ここに来ないといけない人は大変だな、なんて思ってた。

偏見があったと認めざるを得ない。

生活を豊かにしようと精一杯頑張っている人たちに向かって、なんて失礼な人間だったんだろう。

本当にごめんなさい。

行ってようやくわかった。

看護師にこそ、心療内科が必要!

いつも強いストレスを感じる私たちだからこそ、心を穏やかに、フラットな状態でいられるように

心療内科に行く必要がある!

わたしが心療内科にかかってよかったと思う理由3選!

1、話せた

話をするって、当たり前に日常会話をするってだけじゃない。

わたしがそれまでに抱えてきた、心の中で真っ黒い塊になっていたものが言葉にして話せた。

あまりに、凝り固まりすぎて、触れられたくなかったし、不用意に触れてしまうとわたし自身が壊れてしまうんじゃないかと思ってた。

そもそも、こうなってしまった始まりも思い出せないくらい頭の中がグチャグチャだったから、他人に事の顛末を説明するなんて無理だと思ってた。

それほど閉じこもっていた心が、心療内科の先生の優しい雰囲気と、辛抱強く聞いてくれる姿勢で、ふわっと解けて、ボロボロと泣きながら自分の言葉で現状を話すことができた。

これがどんなに嬉しかったか、文章にしてここに書くのが難しい。

問題が解決せずとも、自分の気持ちを自分で理解して自分で言い表せたことに、安堵して涙が止まらなかった。

そのくらい、本当は、誰かと打ち解けたかった。

聞いて欲しかったんだとわかった。

わたしは、わたしの心からすごく離れたところに立っていたんだと気づいた。

先生は話を聞くプロだ。

わたしのような患者を、毎日毎日、何十年も相手にしてきている。

わたしが自分の心を理解できていないことでさえ、きっとわかってくれている。

安心して、任せたらいい。

2、『自宅療養』という手段を使える

自宅療養

これがまた聞くだけでハードルが高い。

とうとう、こっち側に来てしまった感がある。

恥ずかしい、わたしはダメ人間、みんなに迷惑をかけてしまって申し訳ない、復帰するのが怖い、今頃なんて言われているか、、

わたしは、突如自宅療養となったために、当日心はパニックだった。

翌日、仲良くしてもらっていた先輩から、

『ここまで無理させてごめんね。きちんと休みなさい。無理だったら戻ってこなくても大丈夫だよ』

と連絡をもらった。

優しさがわたしにはもったいないと思った。

でも、こんなわたしに、ありがたい言葉をかけてもらって本当に嬉しかった。

わたしがいないことで実質負担が倍増する先輩に申し訳ないと思ったけれども、本当に嬉しかった。

救われた。

正面切って憤懣ぶつける人なんて実はほとんどいないんだよ。

イジメやモラハラをしていた張本人は「適応障害にまで追い込んでしまった」、と自分の保身でヒヤヒヤしているかもしれないけど、

十分にその責苦を味わえばいい。

それはその人の報いだから。

自宅療養は本当にありがたかった。

その職場に行かないでいいというだけで、安心の中にいることができた。

職場のドアを開ける時、一歩足を踏み入れる時の、あの胸の内がヒヤッとする感じ。

今思い出しても苦しい。

あれを実際に感じることがなくなった毎日は、それだけで天国だった。

3、睡眠の改善

悩みながら仕事に行っていた頃、不眠に悩んだという感覚は実はあまりない。

ただ、リズムは狂っていた。

疲れて帰ってきて、食事もせずに寝てしまい、夜中に目を覚まして入浴と夜食を摂り、明け方にまたウトウトする。

きちんとまとまった睡眠を取らないせいで、日中も眠たいし、仕事のパフォーマンスは下がる一方。

凡ミスも相次ぎ、『またミスしてしまうかも』という自己暗示にかかり、わかっていたのにミスをしてしまうという負のループにハマっていた。

このミスをまたあのモラハラ上司になんて言われるか、、と思うともう、泣き出してしまいそうだった。

心療内科にかかったとき、この話もした。

「きちんと睡眠がとれていない」と言われて初めて睡眠障害を自覚した。

わたしはエチゾラム(デパス)という不安を和らげる薬と、ベルソムラというやさしい睡眠薬を処方された。

めちゃくちゃ馴染みのある、よく名前を目にする薬。

まさか、わたしが内服する日が来ようとは。

内服を始めて、この薬たちのことをバカにしていてごめんなさいと思った。

とりわけ効果を感じたのはエチゾラム。

不安で、パニックになって、呼吸の仕方も忘れて動けなくなることが少なくなった。

頻度が減ったというより、程度が和らいだ。

ここは、安全な場所(職場じゃない)だって思い出して深呼吸しようと思えた。

これは、えらい違いだった。

波が治まるのを静かに待てた。

心を極端な位置に置くことなく、穏やかに過ごせる時間が増えた。

同時に、睡眠に悩むこともなくなり、先生と相談してエチゾラム、ベルソムラの内服は終了した。

睡眠時間が増えたというよりも、横になれば眠られるという感覚を今は持っている。

無理して眠らなくてもいいや、とも思っている。

すっごく重苦しい内容を書いたけど、

この話が誰かの役に立つといいなと思ってる。

心療内科に行くことは、ネット上では善悪いろんなことが書かれているけど、クリニックによって様々だろうし、内服をもらわずとも話を聞いてもらうだけで改善することもきっとあると思う。

何が良いかは自分の経験が決めることであって、他人が決めることではない。

1番大切なことは、回復できるところで歯止めをかけることだと思う。

心療内科は、大いにその助けになる。

明日は今日より、半歩だけ前に進もう!

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