辞めたいのに辞められない。
看護師なら100%誰でも思ったことのある気持ち。
この思いを抱いてずっと働いてきた。
そんなわたしの体に出た数々の兆候。
適応障害になって退職した経験から、今思えば、
『あれはメンタルがもう耐えられないっていう兆候だったんだなぁ』と思うことがいくつかある。
とくに強く出た兆候5つシェアします。
わたしと同じようになってほしくないから。
1、全身に蕁麻疹
2、10円ハゲ
3、誰とも目を合わせたくない
4、人の話し声がムカつく
5、申し送りが頭に入ってこない
1、全身に蕁麻疹
これは酷かった。
はじめは夜だけ出てたんだけど、そのうち頭頂から足先まで一日中かゆくなって、皮膚科で内服薬もらってた。
なかなか効かなくて、3種類目の薬を飲んでいた時、適応障害で自宅療養。
仕事に行かなくなりウソのようにパッタリと痒みは引いた。
2、10円ハゲ
ハゲはショックだった。左のこめかみあたりにできた。
こんなにか、こんなにも、わたしの心はストレス感じてたのか。
退職して2ヶ月、今は目立たなくなっている。
3、誰とも目を合わせたくない
不安でパニックになってた。
もうこれ以上の心の負債を負いたくなかった。
だからもう誰もわたしと関わらないで！と思っていた。
4、人の話し声がムカつく
心が疲れすぎて、感受性を失って、刺激を感じることを何もかもシャットアウトしていた。
聴覚過敏だった。
自律神経も不調だったのかもしれない。
5、申し送りが頭に入ってこない
集中力を欠いて、申し送りを聞いている最中もどうでもいい妄想や雑念がいつも湧いて出てくる。
じっと人の話に耳を傾けることができない。
そのほとんどはネガティブな念で、起こってもいないことを
『こうなったらどうしよう』なんて勝手に思って悲しんだりする。
こんなふうにね、体が教えてくれてたの。
他の誰でもない、わたし自身の体が、
『もう無理だょ、ここにこれ以上いてはダメ！』
って教えてくれてたのに、
わたしはそれを無視して、働き続けた。
もう少し頑張ったら何か変わるかもしれない、明日はいいことがあるかもしれないって毎日自分を励まし続けた。
上司のモラハラとか、
理不尽に怒りまくる医師に意見も言えずただ謝ったり、
ワガママ患者の横暴に振り回されたり、
めっちゃ昔気質な先輩と、自分ファースト＆マイペースな後輩の間で板挟みになって、結局自分が1番走って仕事してたりさ、、
辞めたい理由を挙げだすとキリなし。
辞めたい気持ちの強さはもうリミッター外れちゃってるくらい強いはずなのに、
それでも辞められないのは、
・シフト勤務だから、辞めるって言いづらい
・みんな頑張ってるのに自分は頑張りが足りないって思われそう
・お給料、けっこういいしな
・次の就職先を見つけるモチベーションがない
てかんじの理由を自分で心の中で対決させちゃって、
結局、辞めたい気持ちよりも現状維持を選ぶ。
休みの日も、次の勤務を考えて楽しく過ごせず、
結局翌日も愛想笑いしながら日勤をしてしまうんだよ。
もう、こんな毎日、やめようよ。
これ、続けてると、自分を失くすよ。
優しい人ほど、辛い仕事が回ってくるの。
あの人ならやってくれる。
あの人なら言ってもいい。
患者さんのために働いて、看護師として輝くような生活、未来を思い描いていたのに、
こんなはずじゃなかった、、
って思い続けて何年？
何年もあなたの心は黒い水滴がポタポタ落ち続けて、シミになって、今やもうその水滴を吸収できないほどパンパンに負の感情で膨れあがっちゃってるかもしれない。
これね、壊れるまで自分じゃ気づかないょ。
だって毎日同じことしてるんだもん。
心なんて見えないんだから、どれだけ重い障害になっているかわからない。
壊れた時に後悔するだけ。
壊れるタイミングはわからない。
突然くるんだもん。
わたしは仕事中、ランチミーティングの時に、涙が止まらなくなった。
悩んでいることをずっと心配してくれていた先輩が気づいて、別室に連れて行ってくれた。
その後のことはよく覚えていないくらい。
あの日を境にわたしの環境は全く変わってしまった。
「元気になった、もう大丈夫かもしれない」
そう思っては、急に襲ってくる不安の波に襲われてパニックになり、歯を食いしばって呼吸の仕方を忘れていたりする。
こんな思いをする看護師が増えてほしくない。
一生使える、一生支えてくれる看護師という資格がある。
資格はあなたを自由にしてくれる。
このご時世、どこだって看護師は求められている。
だけど、今の職場は、あなたの心を縛ってばかりいるんじゃない？
自分しか、答えは出せない。
明日は今日より、半歩だけ前に進もう！
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