答えを知る恐怖

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前回から書いているように、今週は特定検診に引っかかったことにより病院三昧。

一つは、便潜血が陽性だったこと。

これは、明日消化器内科を受診し、初めて専門医の診察を受ける。

私は元看護師で、消化器内科・外科ともに経験がある。

検査から、治療までの流れも頭に浮かんでくる。

大腸カメラ、ポリープ切除だけですめば御の字だけど、大腸がんが見つかり手術となるケースも多々あるところ。

しかも私の父は50歳で大腸がんで他界しており、家族歴ありの濃厚ケースだ。

まだ、精密検査を受けたわけじゃないし、まぁ大腸カメラの結果大丈夫でしょ、と楽天的な思考もある。

もし最悪のケースで手術をうけなければならない場合。

でもまぁきっと初期のがんであるだろうし、きれいに切り取ってもらえるだろう。

人からは見えないところにできる傷だろうし、別にいいじゃないか。

だけど、やっぱり、一人で生きていくわたしには、ときどきなんとも言い表せない不安に押しつぶされるときもある。

お腹に傷ができたとして、もし新しいパートナーと知り合って、関係が深くなって「実は癌なの」って言えるんだろうか。

そんなわたしの体の傷を見せられるだろうか。

さわってもらえるんだろうか。

愛してくれるんだろうか。

2か月前にパートナーと別れたばかりのわたしは、新しい出会いにも期待していた。

ここでの急転直下。

なかなかにメンタル落ちするテーマ。

大きな手が、わたしの心臓をぎゅっとつかんで、わしゃわしゃと握りまわして弄ぶ。

息ができなくて、声を押し殺して、しゃがみこんで、涙がとまらなくなってしまう。

涙も鼻水も垂れ流し。

関係ない。誰もいない。誰からも、見られない。見てくれる人がいない。

わたしがここにいることに、誰も気づかない。

40代、50代の独身女性なら、同じような思いをしたことがあるんじゃないかな。

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