昨年、上司のモラハラにより適応障害となり自宅療養を経て退職。
現在失業手当をもらいながら、看護師の単発バイトで復帰リハビリ中。
メンタル不調の波を乗りこなすべく戦っています!
昨日、ダブルバインドについてご紹介しました。
ダブルバインドとは、矛盾する2つのメッセージを同時に受け取ることで、心理的なストレスや混乱を感じる状態です。
日本語では「二重束縛」とも呼ばれます。
例えば上司から、「わからないことがあったら何でも聞いて」
と言われたから質問にいったのに、
「このくらい自分で調べなさい」と言われたり、
「このプロジェクトはまかせた」と言われたから自分でプレゼン用の資料を作ったのに、
「こんなことしたらダメじゃないか、なんで事前に相談しないんだ」
と言われたりするような状態のことです。

ダブルバインドについて、初めて聞いたという方もいるかもしれない。
毎日こんなことを言われて苦しんでいると言う方もいるかもしれない。
だけど、当たり前にわたしたちのまわりにはびこるハラスメントなんです。
こんな理不尽に対して、「この前はこう言ったじゃないですか」
と言い返せる強い人なら、その環境で立派に生きていけます。
だけど、言い返せないから辛いし、悩むし、メンタル病んでしまう。
きのうはダブルバインドへの対処法を1つ紹介しましたが、今日は別の方法をご紹介します。
それは、第三者を巻き込むこと。
例えば上司から、
「このプロジェクトはまかせた」と言われたから自分で進めていたのに
「こんなことしたらダメじゃないか、なんで事前に相談しないんだ」と言われた場合、
他の上司に、相談するんです。
「まかせたと言われたから進めたのに、それをまた怒られるんです。どう進めたらいいでしょうか」という風に。
ちくったみたいで嫌ですよね。
でも、嫌がらせをされてきたのは、わたしです。あなたです。
上司はただ嫌味や文句を言いたいだけ。
言い返せない人に鬱憤をなすりつけているんです。
上司と自分の2人で解決できるわけがない。
だから、違う立場から見てくれる第三者を巻き込むんです。
そうすれば、こちらへの嫌味と文句のベクトルが緩和されます。
他の上司に相談するのがどうしても抵抗がある場合は、信頼できる先輩でもいい。
自分の話を聞いてくれる誰かにとにかく相談して、1人で対応しないことです。
複数人の総意ということで上司に相対すれば、上司からあなたへの直接攻撃はきっと弱まります。
イジメられに行ってるんじゃない。
わたしたちは、仕事をしに行っているんです。
こんなわけのわからん上司との生産性のない関係はさっさとハサミを入れて断ち切りましょう。
他の上司や先輩の助けを借りれば、きっと解決の糸口が見つかります。
話すだけでも、ガチガチに凝り固まったモヤモヤが溶けてきますよ。
誰にも聞いてもらえないなんてことはきっとない。
職場に聞いてくれる人がいなくても、家族やパートナー、あなたのこころに寄り添ってくれる人に話すだけでもいい。
心が休まり、これ以外の見落としていた解決策が見つかるかもしれない。
一人で対応しようとしないで。
わたしみたいに、仕事を続けられない状態にもう誰にもなってほしくないんです。
明日は今日より、半歩だけ前に進もう!
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