昨日の40歳のバースデー。
友人がシフォンケーキを焼いて
持ってきてくれた。
ランチをしながら、
その友人が始めたいという
グルテンフリーの米粉のパンと
シフォンケーキの販売の話を聞いて、
『すごっ、なんか違う世界みたい』
想像が追いつかなくて
そんな感想と応援を送り、
家に帰り1人ビールを飲んで、
自然と涙が出た。
なんっかわかんないけど、
もらったシフォンケーキ、食べよう。
『お店屋さんみたい』な包装紙をとって、
手に取ったとたん、フワフワとした。
持っているのかわからないくらいの、
あるかなきかの境目の感触。
だけど、『おぉ』
一瞬後には確かな質量を感じて、
そんな変な感嘆詞が一人でに出てきた。
突いてみても、ゆっくりと、
じんわりと戻ってきて、
でもまったくの同じ形にはならないのが不思議。
わたしが凹ませてしまった傷跡。
わたしは傷つけてしまったのに、
しっとりとした触り心地をもらった。
口に含んで、じっくり、しみじみと感じる優しい甘さ。
無添加だからと言って、
『それがウリなんです』というような、
ボソボソとした口触りと殺風景な味わいなんかじゃない。
きちんと伝わる優しい優しい彼女の甘い気持ち。
わたしのために焼いた、と言ってくれた彼女の想いを受け取った。
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